妻籠宿(木曽路・宿場町)・町並み

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妻籠宿(木曽路・宿場町)
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【木曽路】−木曽路とは中山道の別称の1つで木曽谷に位置する贄川宿(塩尻市)・奈良井宿(塩尻市)・藪原宿(木曽郡木祖村)・宮ノ越宿(木曽郡木曽町日義)・福島宿(木曾郡木曽町福島)・上松宿(木曽郡上松町)・須原宿(木曽郡大桑村)・野尻宿(木曽郡大桑村)・三留野宿(木曽郡南木曽町)・妻籠宿(木曽郡南木曽町)・馬籠宿(岐阜県中津川市)の11の宿場町の区間を得に「木曽路」と呼ばれています。源頼朝の従兄弟である源義仲(木曽義仲)縁の地で幼少時は宮ノ越宿付近で育ったとされ、周辺には謂れのある史跡が点在しています。中世に入ると、義仲の後裔を自称する木曽氏が当地を支配し、木曽路の基礎となる街道や宿場町の整備や神社仏閣の保護を行い、文化的にも大きく貢献しています。江戸時代に入ると中山道が開削されると、各宿場町が正式に指定され本陣や脇本陣、問屋場などが設置、要衝である福島宿には福島関所が設けられ厳重に人物改めや荷物改めが行われました。江戸時代は概ね尾張藩領で、代官として木曽氏の旧臣である山根氏が就任し行政権や警察権、年貢の徴収の権利があり、木曽檜など良質な木材の管理運営は尾張藩が直接役人を派遣して管理していました。中山道は西国大名が参勤交代で利用した為、各宿場町は大きく賑い、名産となった木曽漆器は旅人達から御土産で購入された事から全国的な地名度となり、奈良井宿や木曽平沢などの漆器生産地は職人町としても発展しました。又、急峻な山々と木曽川の急流により風光明媚の景観が作り出され、尾張藩の松平君山は近江八景を模した木曽路八景(徳音寺の晩鐘・駒 ヶ岳の夕照・御嶽の暮雪・桟の朝霧・寝覚めの夜雨・風越の晴嵐・小野の瀑布・与川の秋月)を選定し旅人の楽しみの一つにもなっています。現在でも古い町並みを残す宿場町も多く木曽平沢、奈良井宿、妻籠宿の3箇所は国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

【妻籠宿】妻籠宿の集落的な発生は不詳ですが、文永年間(1264〜1275年)に沼田右馬介又は木曽讃岐守家村が妻籠城を築城している事から城下町のように形成されていったと思われます。戦国時代に入ると木曽氏が支配し天文2年(1533)には当時の当主木曽義在により中山道の木曽路の祖形となる街道の整備が行われ妻籠宿から新洗馬宿までの宿駅を定め領内の流通路を確立しています。その後、木曽氏は武田家、織田家、徳川家と主家を変え、天文12年(1584)時点では豊臣秀吉に従属、小牧・長久手の戦いの際は徳川家に与した菅沼定利や保科正直、諏訪頼忠等が侵攻し、妻籠城では激戦が繰り広げられ妻籠宿も兵火により大きな被害があったと思われます。その後、木曽氏は徳川家に従い、天正18年(1590)に徳川家の関東移封に伴い木曽谷を離れ、当地は豊臣領となっています。慶長3年(1598)に秀吉が死去すると徳川領に転じ、慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いの際は城が修復され、徳川軍の主力である徳川秀忠を迎え入れますが、既に本戦では東軍が勝利し、その報告を受けたそうです。江戸時代に入り中山道が開削されると正式に宿場町として指定され、宿場内には本陣、脇本陣、問屋場、旅籠などの施設が設けれ改めて整備されています。

【妻籠宿・特徴】−妻籠宿は三州街道の飯田宿(長野県飯田市)を結ぶ大平街道の分岐点になった事から多くの旅人や商人達が利用して大きく賑いました。明治維新後に宿場制度が廃止となり近代交通が発達すると重要性が失われ衰微しましたが、近代化が図られなかった事からその分良好な町並みが残され、伝統的建造物(建築物)として主屋(150件)、土蔵(36件)、祠(5件)、納屋(2件)、門(2件)、馬屋(2件)、御堂(2件)、水車小屋(1件)、便所(1件)、本堂(1件)、鐘楼(1件)、社殿(1件)、伝統的建造物(工作物)として石造物(6件)、石碑(5件)、石仏(4件)、土塀(1件)、堀井戸(1件)、工作物(1件)、環境物件として土地(9件)、岩2件、樹木(2件)が構成要素として昭和51年(1976)には国の重要伝統的建造物群保存地区に選定され、現在は観光地として多くの観光客が訪れています。

妻籠宿(木曽路・宿場町)
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